ラリグランス:ネパールの国花真紅の石楠花
国情の不安定なネパールには、満足に食事も出来ず教育の機会からも見放された子ども
達が大勢います。首都カトマンズの郊外にあるバニヤタール村もそのような人々の居住
地です。ラリグランスクラブでは、そこで献身的に活動されている宣教師ジェームス神
父と協力して、幼児や子どもたちのために食料と教育資金の支援をしています。
ラリグランスクラブの出来たいきさつ
それは2001年3月、カトマンズから200qほど離れたバンディプール村にある日
本ノートルダム教育修道女会経営の学校を、京都ノートルダム女子大学ワンダーフォー
ゲルクラブOG会が現役女子大生とともに訪問したことからはじまりました。
その学校(ノートルダムスクール)は、15年にもおよぶ各方面からのご援助で、寺小
屋のようなところから設備を整え、毎年、成績優秀な学生達を送り出すようになってお
り、生徒達は貧しいながらも生き生きと勉学に励んでいました。しかし訪問を終えた後
6月に王宮での惨殺事件が起り、さらには極左翼のテロ集団マオイストによる全私学閉
鎖令のあおりを受け、ノートルダムスクールは閉鎖を余儀なくされてしまいました。
一方、私達はカトマンズでの宿泊や移動の手配等でお世話になったジェームス神父が案
内してくださったバニヤタール村の貧しさに大変衝撃をうけ、何かお手伝いできないも
のかを考えさせられました。ノートルダム修道会もジェームス神父を手助けするかたち
でバニヤタール村にラリグランス託児所を立ち上げ帰国されました。
そこで私達もまた、バニヤタール村の幼児と子どもの教育を支援するために、毎年、託
児所の家賃及びそれとほぼ同額の教育資金を提供することに決めたのでした。
資金捻出のための活動
* 募金活動。
* 現地で仕入れたネパールグッズの販売
* ラリグランスクラブ支援者の手作り品の販売
* 寄贈品のガレージセール
* 蓼科高原野菜をつくって販売