バニヤタールの今日この頃
渡辺さんの報告


スワヤンプナートのお猿さん

 7月中旬からバニやタールに支援のため渡ネされていた渡辺暢男氏が8月31日帰国されバニやタールの様子を報告してくださいました。
 ラリグランス保育園は前より居心地のよい部屋が借りられてとてもうまく動きだしたようです。又ISHの女子は独立し、女子修道会のシスター達がケアを始めました。ここも大変清潔で子供達の生活習慣もうまく教育されて成果が充分認められるということです。それに比べて男子の方は、まだまだ生活の基盤が確立されておらず、ジェームス神父の苦労が察せられます。渡辺さんの見方では神父の目的は宣教であり子供の教育ではないと感じたそうです。
 渡辺氏は前回もジェームス神父の考え方に疑問を感じておられましたが(通信1号参照)、今回も益々それがこうじ良いコミュニケーションがとれなかったそうです。神父の行動には「見ざる言わざる聞かざる」で通したとおっしゃっていましたが、、。

 今年の夏のネパールは例年以上に雨が多く気候はよくなかったようで、湿気が多く衛生状態は悪く目を患う子供が目立ったそうです。私達は3月に高尾精一先生から委託された目薬を持っていったのですが、うまく活用されていないようでこれも残念です。
 やはり現場から「これが足りない」といわれたものを寄贈しないとうまく活用されないのかもしれません。
 市内の様子は、最近収まっていたマオと政府の話し合いが決別し又テロ事件がカトマンズで勃発したとのことで、ネパールの治安は相変わらずゆれています。