ラリグランス活動報告:ネパールで
ジェームス神父様 苦境に・・・
ジェームス神父の活動が苦境に陥りました。
これまでのバニヤタールでの神父の活動については今までも述べてきましたが、もう一度整理してお知らせしましょう。
約50年前イエズス会の宣教師達がネパールでミッション活動をはじめました。首都カトマンズで学校を設立する一方、貧しい山間部でのミッションにも携わり今年3月に亡くなられたウイットリン神父は当初よりチプリンで活躍されました。
チプリンでカトリックに改宗した貧しい住民の多くは生活のために山からカトマンズに流れ来てバニヤタールに住みつきカトリック教会に頼りました。
ウイットリン神父の後を継ぎ活動を始めたのがジェームス神父です。
6〜7年ほど前から後を引き継いだジェームス神父は、住人の苦境を改善するべく奔走されました。
ラリグランスクラブは2001年春から支援をはじめました。
私たちのクラブは最初からバニヤタールでのミッションの運営にタッチ出来るほどの力はないことは明白にし目に見える範囲の小さな支援に徹していました。
ジェームス神父の愛の行いにはどうしても大金が必要になります。
ジェームス神父が所属しているイエズス会では資金のバックアップが出来ないことを神父に告げました。
今神父はイエズス会の支援なしで仕事を続けられるか奔走中です。
今後ジェームス神父のバニヤタールでの活動が中止になっても、クラブではラリグランス保育園の支援をノートルダム修道会を通じて行い、地域のお母さん達への編物プロジェクトはモティさん夫妻を通じてこれまで通り継続出来ますので、地域を見放すことにはならないと思っています。
カトマンズにラリグランスクラブの銀行口座を設定
これまで年に1度。ネパールを訪問し1年間の支援金をまとめて手渡してきましたが、家賃に変動があったり、病人治療費が急に必要になったりするので口座をもちました。管理はモティさんにお願いしました。
バニヤタールにおけるKnittingProjectについて
バニヤタールでの編物プロジェクトは軌道に乗り始めました。
お母さん達の編物の仕事に対する熱意に応えたいのでネパールの観光客用の店で製品が売れないかと場所探しを始めました。
今年3月にお世話になったポカラのフェアプリンスホテルオーナーの大森氏がホテルの売店に置くことを快諾してくださり1号店は豪華なホテルです。
観光客で賑わうタメルの店もモティさんが探し出しました。
製品はサンタさんの厳しいチェックを受け間違いの無い優れたものなので、お客様の目に止まれば売れると確信しています。
ノートルダムのバザーでは原価600円の販売にしたこともあり大評判で襟マフラー帽子共に完売でした。
ラリグランス活動報告:日本で
秋期バザー
*********9月25日 ノートルダム女学院
売上・29.120円
*********10月24日 ノートルダム小学校 売上・108.730円
**********11月2〜3日 京都ノートルダム女子大学 売上・91.250円
寄付金(通信11号以降)
・多田陽子様 ・NDTグループ ・田中紀子様 ・匿名希望様(1名)
私達の活動への理解者が増え、寄付金を託されることが増えてきました。
生徒・学生からのご好意は学用品に、医療関係者からのご好意は薬や食糧に、一般家庭からのご好意は生活費に、教育関係者からのご好意は教育施設整備にと寄贈者の方たちの心情を考慮し配分していこうと思っています。
ご厚情に心より御礼申し上げます。ネパールの恵まれない人々のために使います。