ラリグランス通信(つうしん) 133号

** 2016/12/13発行 **



    タメルで買い物をするうちに道に迷い頭真っ白!
あせって右往左往しながら偶然見つけた道路標識看板!私達が知っている角角道路の地図!
おかげで無事にホテルに戻れました。
この種の看板はネパールで初めて見ました。他で見たことないです。   2013/4/23
                      


はや12月に入りました。なにかと気ぜわしい毎日です。

部屋の飾りもカボチャ大王からクリスマスリースへ移動。

そして年賀状製作。

ネパールではクリスマスは飾りもないしお正月は4月です。





目  次 ( content )

 1
ネパールからの便り

 2 日本でのラリグランス活動
3 
 あ と が き





  

1 ネパールからの便り
                

奨学生たちのこと

 アシャとアヌプの姉弟    

姉のアシャはサンシャイン・カレッジでのマネージメントの勉強を終え、卒業試験を待つばかりとなりました。(日本で言うと高校3年を終えたところ)

さらにBachelar in Businessの大学に進学を希望しましたが4年間で約30万円の学費がかかります。
父親は蒸発、母親は育児放棄で生活が困難なため学費を払うのは困難なので引き続きのサポートを求められました。

授業は午前の部、午後の部とあり働く時間はあるはずです。公立の大学はもっと安価です。

それで、シリスティと同じく入学金と制服、教材費をサポートし、月々の学費は働くか育児放棄の母親を説得するかの努力をするように指導しました。

アシャは、それに感謝しCollegeで勉強をはじめました。

弟のアヌプはSLC試験のためにコーチングスクールに通い、これまでにない集中を発揮し真面目に受験準備の勉強をしています。

不遇な家庭環境のために学業放棄し遊び回っていたので奨学金を打ち切っていましたが、アヌプはやっと勉強が必要とわかり、勉強したいという彼の希望を叶えてサポートを再開しました。

毎朝5時に起きて勉強に集中して頑張っています。

もともと頭は賢いのできっとSLC試験に合格し、これまで遠回りした体験を活かし逞しく育つと期待しています。




 2017年度 SLC試験

  
2017年度のSLC試験には、ビシャルと視覚障害のスナとマニシャ そして アシャの弟のアヌプの4名が受験します。


  



                   

ネパールバザー商品のこと



スマイルさんのお店

 バザーのためのネパール商品の買い付けには毎回大変苦労しています。

商品に値札が付いていない店がほとんどで、値段の交渉から始まるので疲労困憊します。

10年かかってやっと信頼できる店が3店舗ほど決まり大分楽になりました。。

衣料雑貨を扱う{スマイル}を紹介しましょう。

信頼と言っても高すぎる値段をふっかけられたりしないかという注意をしながら、商品に不良品が混じっていないかという点検は欠かせません。


オーナーはインドラさん(52歳)です。。

1991年27歳のとき国からのスカラシップを受けて日本で縫製の技術を学びました。

もともと裁縫の仕事をするカーストでもありすぐに技術は上達したようです。

ネパールに戻り2002年にスマイルの店を出しました。

丁寧で完璧な縫製の衣服を販売しています。自分で布を選び自分で縫製しているので中間マージンがなく、品質の良い製品をお安く買うことが出来ます。

衣料だけでは生活が苦しいのでネパール民芸品も販売しています。

バザーで人気のある伸縮性のすぐれたパンツ、麻100%ベスト、山繭スカーフ、手漉き紙カレンダー、ウールスリッパなどを、オーダーしています。

日本で勉強した経験からユニセフや国際交流NGOに理解がありラリグランスクラブのことも応援してくださっているので安心して買い物が出来ます。

来年のバザーを楽しみにしてください。



バザーのために美しいショールの発見!
   

サンタさんは私達とバザー商品買い付けに一緒に行くことも多く、日本で売るバザーの好みにあった商品が分かるようになってられます。

この度これは良いと判断されて10枚買い付けてくださいました。

柔らかそうでとても良さそう!55%麻45%綿のハンドメイド。

手にとって見るのが楽しみです。

フェイスブックでネパール各地を夫妻でよく訪ねてられることを知っているので、これからは地方での物産を買い付けていただくことにします。









  

2 日本でのラリグランス活動

  本年度最後のバザー

 大坂箕面カトリック教会チャリテイバザー    10月30日

  
毎年箕面カトリック教会で開催されるチャリティバザーにCALO(大坂ラテンアメリカの会< http://calo.whitecafe.jp/  >)の方々が出店されています。

CALOはペルーの恵まれない子どもたちのために日本の算数ドリルや絵本をスペイン語に翻訳しペルーの学校に配布しているNGOです。

実はCALOの代表梶田雅子さんとは親友で、CALOが創立された1994年の頃から私も会員になりペルーに何度も行っています。

そのような関係からCALOのメンバーからはラリグランスクラブのために色々支援していただいています。


今回はお隣のブースでラリグランスクラブの商品も置いて販売してくださいました。写真はCALOのお店が写っていますが左端にラリグランスのパネルがちょっと見えます。左に続くテーブルにラリグランスの商品があります。

14900円の売上がありました。

ご協力ありがとうございました!心より感謝します!


 神戸六甲カトリック教会チャリテイバザー  11月13日

  


六甲教会でのバザーに参加するのは2年目です。


教会の信徒様のご理解があり今年もブースをお借りしパネルを展示するボードも用意してくださいました。


30,700円の売上がありました。


ありがとうございました!













  



  寄付金のご協力

   
    ☆ 匿名希望者様  2名

    
     中村温子様

     島岡 寛様


                      




       

皆様方の変わらぬご協力に感謝いたします。

本年度の売上金、寄付金は全額 2017年度の活動に役立たせます。


         


3 あ と が き


早いもので12月も半ばになりました。

ネパールでのラリグランス活動も皆様方のご協力のお陰で着実に進んでいます。

奨学金支援を差し止めされていたアヌプが改心し学業に再挑戦する様子を報告できて嬉しく思っています。

次のHP更新は年が開けてからになります。

皆様よき新年をお迎えください。

来年もよろしくご支援をお願い申し上げます。






*ラリグランスクラブは寄付金(きふきん)とバザー(など)売上金(うりあげきん)のみで活動(かつどう)しています。

   *LSG(視覚障害児寮)の運営のため、寮の維持(借家代、寮母さん給料、光熱費、寮生の食費)に年間60万円ほど経費が増えました。

   *2015年6月より、震災被災児童の教育支援も始めましたので、さらに資金が必要です。

   *日本での事務経費は公益財団法人コープともしびボランティア振興財団からの助成金で賄っています。

    皆様方からの寄付金とバザー売り上げ金は全てネパールでの教育支援活動に使うことが出来ます。

   *スタッフ一同バザー活動に頑張りますが皆様方(みなさまがた)(あたた)かいご寄付金(きふきん)をこれからもお(ねが)いしたいです。


ゆうちょ銀行 総合口座への振込み

ATMによるゆうちょ銀行口座間の振込み手数料は無料です。
窓口で郵貯口座からの振り込みは手数料140円が必要です。
領収書の発行は出来ません。

 記号14360 番号68422691 

 名義 : ラリグランスクラブ 
  
  口座の種類 :普通口座

ゆうちょ銀行 振込用紙を使っての振り込み

メッセージを書くことが出来ます。
住所氏名をお書きください。領収書を発送いたします。

申し訳ございませんが振込み手数料が必要です。

(窓口での振り込み手数料:3万円未満120円・3万円以上330円)
(ATMからの振込み手数料:3万円未満80円・3万円以上290円 
  振り替え口座番号 00960-7-244821

  名義 :ラリグランスクラブ

ホームページ作成   ラリグランスクラブ代表 五十嵐園子

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