ラリグランス通信(つうしん) 150号

* * 2019/01/23* *

                   カトマンズの バスターミナルで       photo by SONOKO       


                   

    新年 亥年  2019年を迎えました。

通信もめでたく150号を迎えました。

昨年は災害の多い年でしたが今年は平和な年でありますように !

ネパールは今は乾季のはずですが雨も時々降っています。

気温は最高20度前後最低は8度前後で日本より穏やかな日和のようです。




目  次 ( content )

 1
ネパールでのラリグランス活動

 2

日本でのラリグランス活動
 
 3 ネパールの葬儀について
report by Moti
4 
 あ と が き





  


1 ネパールでのラリグランス活動                


   

 
ラリグランスクラブの学生の様子
                


*ネパールでは落第制度があるので学年末には皆平常より必死で勉強します。


*震災の後ラリグランスからの支援で学業を続けているカウシラとスワニーも頑張っています。

LSG(視覚障害児寮)の生徒たちも元気に勉学に励んでいます。

* 
アニタとジュワン姉弟はFacebookを立ち上げ元気に旅行に行った様子を書いていました。



        2 日本でのラリグランス活動   
     


ネパール商品のネット販売も支持者が出始めました!

  
 お店の名前は nepane(ネパーネ)

https://nepane.thebase.in/を開いてみてください!

五十嵐陽子さんが商品アップに頑張ってくださっています。


これまで、帽子、バッグ、ヤクマフラー、ビーズネックレス、ブレスレッドなど売れました!!

新しくラベンダーポプリの猫ちゃんをアップしました。

可愛いので是非見てください。

よろしくおねがいします。


      
 
手芸会
    

月に1回、第4火曜日に、ラリグランスバザーで販売する手芸品作りを始めました。

ラベンダー猫ポプリ や キルトポーチ や レース編みコースター や キルト鍋敷きなどです。

手より口がよく動く人もいますが和気あいあい楽しい時間です。


 バザーの他
ネパーネでも販売します。




           
 
 ラリグランスクラブへの寄付金


             松田のり子 様
           
            
 ネパーネの売上

             太田治子 様

            
 神村幸江 様

            ★ 匿名希望者 様  4名
           
 

  
いつも変わらぬ暖かいご支援に感謝いたします。

     本年2018年度の寄付金は2019年度の活動に使います。

       


            





3 ネパールの葬儀




去年8月にモティさんの義姉様がお亡くなりになりました。

故郷のブトゥワルでの葬儀にモティさんは参列され、日本では珍しいネパール(ブラマン族)におけるヒンズー教に則った葬儀について
レポートしてくださいました。

英語でのレポートでしたが竹野史子さんが翻訳してくださいました。

    


 

 ヒンズー教の人が亡くなった後のしきたり

通例では親族は、約一年間、結婚式やお誕生日のお祝いをすることはありませんし、結婚式に参列することもしません。ダサインなどの大きなお祭りにも参加しません。

地域によっては、朝、お寺にお参りすることも禁止しているところもありますし、参拝するのはよいけれど、full worship やプージャへの参加を認めていない地域、また小さなお祭りへの参加を禁止しているところもあります。

友人と食事をすることを認めている地域もあれば、近しい親族のみでの会食しか許可していない地域もあります。

遺体は川べりで火葬されて遺灰は川に流されます。

           

葬儀は、火葬したあとから、13日目の朝まで続きます。

昔から、死後
24時間以内に火葬を行いますが、太陽が沈んた後、もしくは日が昇る前に火葬されることはありません。死後、すぐに、オイルランプを亡くなった人の近くにともし、3日間燃やし続けます。


        
        

ヒンドゥー教では 死は直系の血縁関係にある家族にとって、不浄な行いと関係があります。

それ故に、これらの喪に服している期間、身内は、お葬式以外の宗教行事を執り行ってはいけませんし、お寺やその他神様が宿るとされている場所に訪れたり、聖職者をもてなしたりしてはいけません。

お布施や寄付もいけませんし、聖典を読んだりお唱えすることも禁止されています。

また、結婚式やパーティといった社会的な集まりに参加することも認められていません。亡くなった人のいる家族は、訪問者に食べ物や飲み物を出したりしてもいけません.

慣例で、お客さん自身も、不幸ごとがあった家で、食べたり飲んだりはしません。喪中期間、家族は、1日に二回沐浴すること、そして簡素なベジタリアン料理を食べるようにとされていて、身近な人がいなくなったということをなんとか乗り越えようとします

 

死亡した当日は、家族は料理をしてはいけません。だから、身近な親戚や友人が、その家族に食べ物を持ってきてくれます。白い服(潔白の色)は、喪服の色で、身内の親族は、喪中期間は白を身に着けます。

 

身内の男は、髪の毛を刈ったり、ひげをそったりしてはいけません。女性は、死後10日間、髪の毛を洗ってはいけません。

10日目の朝、男性は、ひげをそったり、髪の毛を後頭部の1部を残し剃ります。女性は、髪の毛を洗います。この日を、ダサイ(Dasai)とかダスワン(Daswan)と呼び、この日の後、ベーダの儀式が始まります。

もし、亡くなった人が若かったり、まだ結婚していなければ、パンディット
(僧侶)によって「ナラヤン バリ」が執り行われます。"Bhairon Paath「バアイロン パース」というマントゥラ(人に霊的な変容をもたらすとされる、祈りや瞑想{めいそう}などで唱えられる聖なる言葉)が唱えられます。この儀式は、火葬する際に、火を入れる儀式を行った人によって執り行われます。


13日目の朝、Śrāddha サラダーハ と呼ばれる儀式が執り行われます。主な内容として、亡くなった人が、のちに平和に過ごせるように、先祖や神に、火をささげます。Pind Sammelanピンド サンメランは死者の魂と神が確実に出会えるように執り行われます。


儀式の後は、ふつう、家庭の祭壇にある、偶像をすべて綺麗に洗います。そして、花やフルーツ、水、神聖な食べ物を神にお供えします。それらをすべて終えると、家族は喪服期間を終えることになり、日常生活に戻ることができます。

 

 



 






4 あ と が き


ラリグランスクラブの活動資金となるバザーを盛況のうちに終えることが出来本当に嬉しく思っています。

ラリグランスクラブの活動を理解し寄付金をくださる方々も増えました。

独自にバザーを開いてくださったり、協力してくださる教会の存在も大きいです。

皆様のご期待にそえるよう2019年度もがんばります。

2019年度に向けて2018年度の締めにとりかかります。





*ラリグランスクラブは寄付金(きふきん)とバザー(など)売上金(うりあげきん)のみで活動(かつどう)しています。

   *特にLSG(視覚障害児寮)の運営のためには、寮の維持(借家代、寮母さん給料、光熱費、寮生の食費)と教育費に年間110万円ほど経費がかかります。

   *2015年6月より、震災被災児童の教育支援も始めましたので、さらに資金が必要です。

   *運営費は年間約150万円です。

   *日本での事務経費はこれまで公益財団法人コープともしびボランティア振興財団からの助成金で賄ってきました。

    2018年度から助成が打ち切られました。そのため2019年度よりバザー売上げ金の一部を日本での事務必要経費に回させていただきます。

   *スタッフ一同バザー活動にはさらになる努力をいたします。

   *皆様方
かいご支援をこれからもどうぞよろしくおいいたします。


ゆうちょ銀行 総合口座への振込み

ATMによるゆうちょ銀行口座間の振込み手数料は無料です。
窓口で郵貯口座からの振り込みは手数料140円が必要です。
領収書の発行は出来ません。

 記号14360 番号68422691 

 名義 : ラリグランスクラブ 
  
  口座の種類 :普通口座

ゆうちょ銀行 振込用紙を使っての振り込み

メッセージを書くことが出来ます。
住所氏名をお書きください。領収書を発送いたします。

申し訳ございませんが振込み手数料が必要です。

(窓口での振り込み手数料:3万円未満120円・3万円以上330円)
(ATMからの振込み手数料:3万円未満80円・3万円以上290円 
  振り替え口座番号 00960-7-244821

  名義 :ラリグランスクラブ

ホームページ作成   ラリグランスクラブ代表 五十嵐園子

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