ラリグランス通信 36号

2007.11.6.発行


実りの秋 (於:神戸)       photo by sonoko

爽やかな季節の到来です。各地から紅葉の便りが届きます。

ラリグランスクラブ最大のイベント バザーも成功のうちに終わりました。

多くの方からの支援のお陰で、来年度の活動資金のめどがつきました。

ネパールでは一年のうち最大祭りであるダサインが終わりました。

活動に目を向け足元を固めて頑張りましょう。





36号目次

36号 目次 No.36 Index
ネパールからの活動報告 
*ディリさんの病気
Activities in Nepal 
* Dil’s illness 
日本でのラリグランス活動報告 
* バザーの報告
* 寄付協力
Activities in Japan 
* Report of Bazaar
* Donation
 スマナのコラム ( No.3)  Sumana’s  column ( No.3 ) 
 あ と が き   postscript

 1. ネパールからの報告 

ダサイン祭は終わりましたがモティ・ギミレさんの知人がお亡くなりになり、故郷のブドゥワルというところまで弔問に行っておられるためネパールからのラリグランスクラブ活動報告は今回お休みです。

   

 ★ ディリ・クマリさんの病気  

前回の通信35号で、ディリさんのケアは「ひとまず終わり緊急な要請があれば直ぐに行動を起こす」と報告しました。
ところが退院したディリさんは直ぐに倒れ又病院に運ばれ再びケアをすることになりました。

入院をしたディリさんはひどい貧血で、すぐに輸血の処置がされました。白血球の輸血もありました。

「輸血」と一言で言ってもネパールでは患者側で血液バンクに行って買ってこなければならないのです。

モティさんがバイクで駆けずり回って用意をしました。

その後容態は落ち着き薬を服用し経過を診ているところだそうです。手術に耐える身体になるまで時間がかかるようです。


 2. 日本での活動報告

バザーを終えて


*ノートルダム学院小学校
・10月14日(日) ノートルダム学院小学校 バザー 
   今年もまた大勢の人々が協力してくださいました。102,150円の売り上げでした。中でも小学生の女の子が友達同士で相談しながら寄付箱に小さなお財布から小銭を出して寄付箱に入れてくれた時は感動しました。
           

・10月27日(土)28日(日) 京都ノートルダム女子大学 大学祭 

1日目は台風の影響で雨時々晴れ虹も顔を見せる不安定な日和でしたが売れ行きは上々でした。
2日目は爽やかな秋の風情で学祭日和なのに客足は伸びずガッカリしていたところ閉店間際にバタバタと売れて一息つきました。
今年はボランティアやネパールに関心をもつ学生は現れず気落ちしましたが、大学職員の方たちは常連になり沢山購入協力してくださいました。
1日目の売り上げは59,700円2日目が43,670円でした。感謝です。





 通信35号以降のサポーターの皆様

*寄付金協力
 [  匿名希望者様2名 ]

*販売購入協力  

     ★ 稲富千佳子様 久堀洋子様 川勝宏子様 河野澄子様 森洋子様
     ★ AWEP(アジア女性自立プロジェクト)代表森木和美様より販売協力

 3. スマナのコラム (No.3)  スマナ・シュレスタ

ダ サ イ ン 祭り

毎年九月の終わりか10月の初めごろにネパールではダサインというお祭りがあります。このお祭りは一年のうち一番大きくて長い祭りです。15日間も続くこのお祭りのときは学校をはじめ会社なども休みになります。

祭りの初日はガタスタパナと言います。
この日は家の中にあるお寺(日本で言えば神棚)に、葉っぱの皿に土を入れ大麦やとうもろこしの種を植えたものを供え、神様にお祈りをします。
このお祭りではドゥルガという女神を崇拝します。それは昔、ドゥルガが悪魔を殺し人々に平和と安定した生活を与えてくれたからです。そしてこのお祭りはその喜びのお祝いです。(写真1・ドゥルガ女神










お祭りの七日目の日はフルパティーと言います。
この日はドゥルガのお寺でヤギや鶏の血を捧げます。

ダサインのメイン日と言われるダサミの日は、家庭の中で年上の人たちから年下の人たちに
に赤いティカ(赤い色と米を混ぜて作ったもの)をつけ頭にジャマラ(最初の日に植えた大麦やとうもろこしの種から出来た葉っぱ)をつけてもらいます。
このティカやジャマラは祝福の印です。(写真2・ティカとジャマラ)






この日はみんなが新しい服を着、子供達はたくさんお金(お年玉)をもらいます。このお祭りのときは遠くから家族全員が集まり親戚の家を訪ねてたりもします。このときたくさんの料理やロティー
(パン)もつくりみんなで楽しく過ごします。ダサインの時には肉料理が多いです。

    

ダサインはネパール人の心です。ネパールだけではなく海外にいるネパール人もダサインのお祝いをします。
今年のダサインは10月12日から25日までにありました。ダサインのメイン日の21日は私たち山梨県甲府市にあるネパール人もお祝いをしました。ティカや花を一番年上の方からつけてもらい一緒にネパール料理を楽しみました。
ネパールにいる家族を懐かしく思い出しましたが家族から離れても日本でお祝い出来たことをうれしく思っています。
(写真3・ティカをつけてもらう筆者)(写真4・甲府でのダサインを楽しんだ仲間)

                             



 4. あ と が き

ネパールではダサイン祭のためラリグランスクラブ活動もお休みでした。

スマナのコラムでダサインの意味や楽しい様子を知ることが出来ました。

次号ではネパールでの活動報告が出来るでしょう。

   

ホームページ作成 五十嵐園子
ホームページアドレス http://laligurans.com/
郵便振込口座
名義:ラリグランスクラブ
00960-7-244821

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