** 2011.11.15 発行 **
量り売り紅茶の袋の口をローソクで焼いて封をします。
(カトマンズ・タメルにて) 2011.4 phoyo by SONOKO
ネパールでは取り立てて話題になる事件はなく平穏のようです。
いよいよヒマラヤ展望が美しいシーズンがやって来ます。
LSG(視覚障害者のための宿舎)建設はネパールでは珍しく順調に進んでいます。
1 | LSG |
2 |
日本での活動 |
3 | 雑感 ; お土産考 |
4 | あ と が き |
ネパールでの建築は、施工主の監視がないと進まないというのが通説です。
監督が不行き届きになると、職人はサボる、資材は粗雑品にすりかわるということで、大変だということを聞いています。
この度の建物LSG(視覚障害者宿舎ラリグランス・サハラ・グリハ)の建設状況は順調で、美しい建物が完成間近になりました。
新築1軒家を借りるということで話を進めてきましたが、こんなに立派な家が、本当に最初の約束通り家賃1万5千円ぐらいで借りられるのか心配です。
カトマンズ駐在スタッフのモティさんにお任せし、奨学生の選考と調度品の調達の準備を始めました。
来年4月の新学期には宿舎から奨学生が学校に通えることを目標に頑張ります。
写真は11月8日の現場の状況です。
建物全容写真。シャッターのところは売店になるかもしれません。
建物内部 と シャワールーム
秋のバザー大成功。
★ノートルダム学院小学校バザー
今年もボランティアサークルのお母様たちがラリグランスの製品を販売協力してくださいました。
10月23日に開催されたバザーは日和もよくお客様もおおく26,350円の売り上げがありました。
ボランティアサークルの皆様。本当にありがとうございました。心より感謝いたします。
★京都ノートルダム女子大学 学祭模擬店
1日目は大変良いお天気でしたが、2日目は雨でした。
どういう訳か毎年そのようになります。
それを見越して、雨から商品を守る手筈をして乗り切りました。
今年も大学教職員の方々が次々顔をみせてくださり、色々お買い上げくださいました。
来年はマンネリにならないよう趣のちがったグッズを仕入れないといけないなあと思いました。
スタッフの友達も来てくださり、購入の協力をしてくれました。
学生の財布の紐が固いのも例年通りです。学生は300円のウールのブローチや350円の山羊革ポーチを買ってくれました。
ラリグランスクラブを立ち上げた時のワンゲル後輩のフミちゃんが、毎年手伝いに来てくださいます。
去年は素敵な彼氏を紹介してくれましたが、今年は彼は夫君となり、二人で三重から加勢に来てくれました。
ラクロスクラブのタコセンとワンゲルの人形焼きのブースが隣り合わせで、可愛い学生さんとも仲良くなって若返りました。
売り上げは2日間で99,100円で過去最高額でした。
中には「ネパールの子ども達に届くように!」と声をかけてくださる方もあり、うれしく思いました。
毎年、苦労の割りに売り上げが少ないと嘆いていましたが、今年は苦労以上の喜びというか達成感を得ることが出来たようで満足でした。
来年も頑張ります!!
東日本被災地へ帽子の寄付
ネパールのお母さん達が上手に編んでくれた帽子なんですが、バザーで売れ残ってしまいました。
東日本地震災害地はこれから寒い冬を迎えます。
ふっと被災者の方に帽子をクラブから寄付してはどうかと考えました。。
友人が福島の復興プロジェクトに支援物資を送っておられたので、帽子が必要とされているか訊ねてもらいました。
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ふくふくプロジェクト・情報センター 齋藤泰之
(ふくしまNPO・市民活動団体連携復興プロジェクト会議)
ふくふくプロジェクトHP http://fukufuku-project.net/
ふくふくプロジェクトブログ http://pub.ne.jp/fukufukupro/
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「希望しておられる方々がおられるのでお願いします」という返事があり、すぐ送りました。
ネパールの婦人たちが編んだ帽子が、福島の被災者の方々を暖かく包むとおもうと、心が温まりました。
寄 付 金
★★★ 匿名希望者 様 1名
皆様方の暖かいご支援に心より感謝いたします。
スタッフ一同 ご期待にそえるように一層の努力をし頑張ります。
これからもよろしくお願い申し上げます。
バザーが済むと、ネパール視察旅行計画に入ります。
そこで、いつも頭を悩まされるのがお土産。
喜ばれるに違いないと思って色々持って行きます。
いつもみんなに笑顔で受け取ってもらい、喜んでもらえていると満足していたのですが、ふっと<本当に必要なもの喜ばれる物を持って行ってるのかな?>と、気になりました。
誰だって物をいただくのは嬉しいから笑顔は出ます。
識字教室のお母さん達へのプレゼントは、最初のうちは、日本であれこれ考えて選んで運んでいましたが、だんだん何が喜ばれるのが分からなくなり、あらかじめネパールでサンタさんに買っておいてもらうことにしました。
これまでに準備してくださったのは、ネパールのお母さん達が日常に使う、サンダルや櫛やハンドバックやお財布やバスタオルなどで、今年は傘でした。いずれも300円ぐらいまでで買えます。
以前私たちが日本から選んで持っていったお土産は、ネパールの物よりずっとセンスが良く品物も良いと自信を持っていましたが、ネパールの物のほうが気にいられたようでした。みんな大喜びです。
例えば、日本から運んだ子ども達への中古の服は、喜んでくださっているけれど、ネパールで買った新品のほうが嬉しいみたい。
中古の服でも日本のものは品質は良くセンスも良いのに、品質は劣るネパールの新品のほうがうれしいみたいなのです。
これは東日本被災地への救助物資が新品に限ると注文がつけられていると同じ気持ちではないかしら?
お菓子も日本のよりネパールのビスケットやキャンディの方が美味しいと思われているみたい。私がネパールのキャンディより日本のキャンディの方が美味しいと思うのと同じみたい。
家の近くの店で売っている品物が買えなくて苦しい思いをしている人にとっては、日本からのお土産品よりネパールの店に売っている物をもらえるほうが、ずっと嬉しいのかもしれない。成るほど。分かる気がします。
アシャやビシャルたち奨学生の通っている小学校では1〜2年生しか鉛筆を使わないんだって。知らなかった。
筆記用具は万年筆です。それも学校で決められた万年筆でインクはスポイト式です。そういえばネパールノートルダム校でも全部万年筆かボールペンで鉛筆は使わないとシスターがおっしゃっていた事を思い出しました。私学では鉛筆を使わないということを10年目になって初めて知りました。
今まで意気揚々と鉛筆をお土産にもっていって、喜んで使ってもらっていると信じていたのに、、。これには驚きました。
これまでどうしてそのことを教えてくれなかったのかとモティさんに聞くと、「え?言いませんでしたか?」だって。
あまりに当たり前のことでもあるし、せっかく持ってきてくれるものに感謝こそすれ文句などとんでもない。みんな家で使ってますよ、とのこと。
私たちは、身近にあるものを、気楽に持ってきていると思われているのかもしれないけれど、そうではありません。けっこう疲れます。
日本の物のほうが材質がいいからとわざわざ買ってそろえることが多いです。ネパールで買うほうがずっと安いし手間いらずなのに。
という訳で、子ども達や識字教室のおかあさん、編み物の編み子さんたちには、ネパールで買った新品をあげるようにすることに決めました。
でもネパールで生活が安定している人たちにとっては、日本製のお土産を心待ちにしてくださっているのも事実です。
モティさんの家族や、スカラシップの先生方には、日本製の新しいものや、中古でもブランド品を持って行きます。
考えてみればネパールへのお土産に限らず、どこの国でも、喜ばれるプレゼントは相手の生活環境、立場、思い、気持ち、などよく知って選ばなければ、気持ちが伝わらないということですね。
<思い込み>って陥りやすい落とし穴です。
写真はネパールでいただき持ち帰った私にとって嬉しかったお土産の一部
(郷土人形、ネパール紅茶、塩、ミティーラ小箱、シナモンリーフ)
ラリグランスクラブの一大イベントバザーを終えました。
今年も大勢の方々から暖かいご支援をいただき
スタッフ一同心より感謝いたしております。
LSG創立の実現を目前にして
慌てず慎重に取り組んでいけるよう気を引き締めています。
これからも一層のご支援をお願い申し上げます。
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