旅のエピソード


Langage ( 言語 )

ネパールに行くと必ず自分の英語力の無さとネパール語に対して無力であることで自己嫌悪に陥ります。
でも見栄を捨て頑張って意思の疎通を図るべく努力します。

J神父も日本語が分かるようにならないと、埒があかないと思われるのでしょう。私達の会話に耳をそばだて復唱されます。
とても綺麗な発音です。意味を尋ねられます。
「キタキリスズメ?」「あっ。それは、、、。雀っていつも同じ模様でしょう?いつも同じ服を着ているとき使う言葉です。」「どうして雀?」「えーと、それは日本の昔話で舌きり雀、、、、、。」この辺から仲間同士で日本語になり、何が何だか分からなくなってしまうのです。「ああ!ややこし!」「ヤヤコシ?」

ネパール語は、よく使う言葉は覚えました。
ナマステ・ダンネバー・アリガティ(少し)・プギョ(もうけっこう)・タッキョ(疲れた)・バッキョマニ(ラッキー)・ラマーイロ(とても満足)等。
タパイコ ナーム ケホ ?( あなたの名前は何?)と聞きますと「ナムハリー」と答えられました。
「ナムハリさん」と何回も呼びかけていましたが、「名前はハリーです」ということでした!


ゴミ

朝日新聞にヒマラヤの環境問題が連載されています。随分ゴミについては登山者に厳しい政策がとられているように書かれていますがあまり実感がわきません。ジョムソンのガイドがキャンディの包み紙を捨てたので注意してあげました。

カトマンズやポカラの街はゴミだらけです。私達は主婦ですので気になります。家庭のゴミ。トイレの紙。
家庭のゴミはカトマンズのモティさんの家ではお金を出して週1回引き取ってもらうそうです。でも引き取ったゴミはどこかに捨てているそうです。だから殆どの家では何処か家の近くに捨てているそうです。

トイレの紙についてはあまりよく分かりません。ネパールの人たちは、「手動ウオッシュレット」のようで紙は必要ないみたい。私達は流さない工夫を出来るだけしました。ペルーでは必ず紙を入れる箱が用意されていたのですが、ネパールでは箱が用意されている所があまりないので悩みました。


ラブレター

ネパールでお友達になったご夫妻(30代)の、若き恋人時代の往復ラブレターの内容を聞き出しました。

彼「夜空に輝く満天の星が、地上に降りそそぐことがあっても、東からのぼる太陽が西から昇ってくることがあっても、僕の愛は変わらないよ、、、。」
彼女「山から流れてくる川の水が、海から遡ってくることがあっても、私の愛は変わりません、、、。」

今では、昔、頻繁に交わしたラブレターは、けんかをした時に持ち出して使うそうです。

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