バニヤタールの今日この頃
3月のネパール訪問の後、チプリンでの幼児教育のためにポカラのジョティケンドラを運営されているシスター川岡の指導を受ける事が決まりました。
ラリグランスクラブではそのための経済的援助をすることに致しました。
その費用のことなど具体的な相談を進めたいのに又その後のバニヤタールの様子を知りたいのに4月以降パタリとジェームス神父と連絡が取れなくなり心配していましたら6月に入って一時帰国されるシスター川岡がカトマンズで神父様と連絡がとれ、やっとジェームス神父からメールが届きました。
以下は神父からのメールです。
ジェームス神父からのメール
2004.6.8 ![]() こんにちは。 お元気ですか?シスター川岡があなたからのメッセージを電話で知らせてくれました。お返事はここで致します。 私達のチプリンでの教育トレーニングについてはシスターが日本から戻ってから続ける事になるでしょう。 私がイエズス会のプログラムによる黙想会で三週間留守をしている間に、シスター金谷が短時間でしたがラリグランスを訪ねました。 ですからお互い会う事は出来ませんでした。 6月6日。日曜日の夜、5台の自転車、靴、衣服が何者かによって盗まれました。少年達は川向こうからきたギャングが犯人らしいと確認したのですが訴えるのは危険です。 神様の助けを願うのみです。 5月29日に17人の学生たちが初聖体を受けました。 昨日から1週間。マオイストの学生達が全ての学校を閉鎖させています。そのため授業はありません。 今、3人のフランス人のボランティアが私を手伝ってくれて子ども達を指導しています。 先週私は今年度の予算を認可してもらうためにイエズス会の上官に資金計画書を提出しました。 チプリンのラリグランスクラスはこの収獲期が終わると再開されます。ラリグランスクラブからの支援に感謝しています。 極度の貧困生活と経済的理由で何処にも行けないチプリンの学生たちの為に私達は今年から学校に新しく6学年を導入しました。(注:ネパールは小学校は5年生まで) 15名の新入生が許可されました。もっと来ています。これは地方の開発団体との共同事業です。そのためlshの負担は軽減させられるでしょう。 私達は三名の教師を雇う必要があります。給料はカトマンズの給料より安価です。後は質の高い教育を与える必要があるのみです。 fr.mが10月ネパールに来ます。ラリグランスクラブからどなたか近々来ませんか? 全ての貴女のお友達のことを私に聞かせてください。梶田さん洋子さんは元気ですか?私達はミサの時みんなのためにお祈りしています。 どうぞこれからも私達に随行し見守ってください。 愛と神の祝福の内に jemus britto! |
2004.6.18 ![]() メ―ルを有難うございます。 自転車.衣料.靴の盗難では、警察は何の助けにはなりませんでした。ネパールではこういうことが普通なのです。 今年も何人かのシニア(注:6年から8年生)はチョンチャやスマニ(注:顔見知りになっている男の子)を含めてlshから出て生活しています。スマニからあなたに宜しくとのことです。 ジュプラとチプリンで6学年が公的団体と協力し始まりました。経済的負担を廃止しチプリンの学生が5学年以上の教育を受ける事が出来るようになったのです。 私達はその為に三人の教師を雇わなければなりません。 フランス人のボランティアは教師の資格をもつclothide女史とパリの学生二名です。 シスター金谷は日曜日にカトマンズに来るでしょう。(注:21日に日本へ一時帰国予定) みんな本当に献身的で素晴らしい方ばかりです。 貴女への毛糸の帽子のサンプルはシスター金谷に渡します。サンタさんが来て婦人達に作り方を教えにきました。 ラリグランス保育園では、年に2回の母の会が行われました。貴女がたのサポートに心から感謝します。お蔭でチプリンのラリグランスも上手く軌道にのっています。みんなこの事に大変喜んでいます。 これからもよろしく。 love and prayers jamesbritto sj |
laligurans day care center (ラリグランス保育園)の家賃について
ラリグランスクラブでは保育園の家賃1年分を支援しています。1ヶ月につき四部屋分の4000ルピーで計算していましたが、家主さんがそれプラス1500ルピーを請求してきました。電気代と水道代です。
四部屋のうち一部屋は神父様のための部屋で神父様不在中は鍵がかけられているとのことでしたので、1500ルピーをラリグランスクラブが負担する代りに保育園の先生の事務室として使用出来るように話がつきました。
これでプラバ先生がゆっくり教材の準備や事務処理が出来るようになったと喜んでいただきました。
今夏一時帰国のシスター金谷に8月1日 18000ルピーを手渡しました。
バニヤタールにおけるknittingprojectについて
今冬バニヤタールの婦人達が編んだ襟マフラーは100枚ほど出来あがっています。
婦人たちはもっと仕事を望んでいるので帽子を手ほどきしているところです。
春に教え作品を仕上げる所まで出来なかったので、私がサンプルを編み日本から送りました。それをサンタ・ギミレさんが婦人たちに指導し試供品が送られてきました。