ラリグランス通信(つうしん) 125号

** 2016/03/11発行 **




春になると日本の桜のようにコイララの花が里山を彩ります。   2006年4月 photo by SONOKO 

寒暖の差が激しく戸惑う毎日です。

ネパールではようやくインドとの国境街道封鎖が解かれました。

不安感は少し拭われたようですがまだまだ停電は続き

不安定な生活のようです。





目  次 ( content )

 1
ネパールのようす

 2 日本でのラリグランス活動
3 
 あ と が き







1 ネパールのようす  

 燃料危機とたたかう国民


ようやくインドとの街道封鎖は解かれたのですが、ガソリン、ガスの供給は滞ったままです。

写真は相変わらずガソリンを求めるバイクの行列と、灯油配給タンクローリーを待つポリタンクが壁にそって順番待ちです。

  

進まない住宅復興

筋田雅則氏のネパール通信によると、【ネパール政府は諸外国から集まった寄付金を使うことなく、半年の間に国会議員を40人も増やし、そのために使われているという噂がある】ということです。

又、【崩壊した建物については登録されているそうだが、立て直すためには耐震性の建物の設計図を役所に提出し審査を受け認可されなくてはいけない。認可されると建設許可が出て約33万円の補助金がでるとのことだが、現在受け付け順番も3ヶ月かかり、その間に建設資材も値上がりするだろうし家が崩壊した人々は大変困っている】とのことです。

さてそうは言っても、耐震性を持つ設計図を書ける人が何人いるのだろうか?

LSG(ラリグランス視覚障害児寮)の家主さんの家も新築ままならず、LSGに住むことになったのは仕方がないことであった。

LSGのための借家。

モティさんが借家を精力的に探してくださっていますが、なかなか見つかりません。

家を失った人は家の再建は難しくて、借家を探す人が多いので家賃は高騰するばかりです。

その上、障害者のために借家の門は容易には開かれません。

【窓が一つ閉められれば、一つ窓が開かれるであろう】という聖書の言葉を信じて祈ります。


 





   ラリグランスクラブの子供達

★ アシャ・タパさん

  
 
SLC試験合格の後、引き続きラリグランスのサポートを受け、ビジネスコースのカレッジに進学しました。

 今は2年生で元気に頑張っています。











 シリステイ・ドゥラルさん




3月31日から4月11日にかけて実施されるネパール教育最大の試験 SLC(10年生卒業認定検定試験)に、猛勉強のシリスティ。

シリスティが5歳の時からサポートしてきました。(通信22号参照

よくここまで勉強を頑張ってきました。

もう一息よ!頑張ってください。


















 震災被災児のカウシラちゃんとデイペシュ君





二人共元気に学校に通っています。

モティさん(中央)と、学校の事務局長のスダルシャン・パラジュリさん(右端)















 LSGの子どもたち

  いつも4人一緒に楽しく生活しています。

  左からマニシャ、アスミタ、サニタ、スナ さん

  (実家の田舎で勉強するサニタの弟(視覚障害)の学資支援のために月に2,000ルピーを支援しています。)












 感謝状を頂きました。

 カウシラちゃんとディベシュが通えることになったラリグランス・バティカ小学校から創立10周年記念日に丁寧な感謝状が送られました。

      

This certificate is provided to the organisation Lalugurans Club, for giving an opportunity to study to the earthquake affected students of Laligurans Batika Secondary School, Koteshwor, as an appreciation to the organisation during the occasion of the schools 10th Annual Parents Day. We wish for the continuous progress of the organization, and hope to receive similar contributions in the future as well.
   President Rameshwor Pd.Kalawar

 
ラリグランス・バティカ小学校創立10周年記念日にあたり、本校に在籍する震災被災児に教育の機会を与えていただいたことに対して、ラリグランスクラブへ感謝状が授与されます。私達はラリグランスクラブのさらなる発展と、今後も同様の貢献がなされ続けられるよう願っています。
         ラメシュワル・カラワル校長




2 日本での活動         
 

  寄付金のご協力


       ★ 太田治子様   藤田妙様   ★ 長瀬三千子様 

        シスターメリーマイクル田代様 
 ★ 匿名希望様 1名
 

     暖かいご支援、ありがとうございます。お役に立てさせて頂きます。





3 あ と が き


多くの方々から寄せられたネパール震災義援金が生かされていることをお知らせ出来ました。。


年度末恒例のネパール視察旅行は、ネパールの状況がもう少し落ち着くまで延期を検討しているところです。

今年は桜の開花が見られそうで嬉しいです。

2016年度も支援活動が滞り無く捗りますよう変わらぬご支援をお願い申し上げます。


         

*ラリグランスクラブは寄付金(きふきん)とバザー(など)売上金(うりあげきん)のみで活動(かつどう)しています。

   *LSG(視覚障害児寮)の運営のため、寮の維持(借家代、寮母さん給料、光熱費、寮生の食費)に年間60万円ほど経費が増えました。

   *2015年6月より、震災被災児童の教育支援も始めましたので、さらに資金が必要です。

   *日本での事務経費は公益財団法人コープともしびボランティア振興財団からの助成金で賄っています。

    皆様方からの寄付金とバザー売り上げ金は全てネパールでの教育支援活動に使うことが出来ます。

   *スタッフ一同バザー活動に頑張りますが皆様方(みなさまがた)(あたた)かいご寄付金(きふきん)をこれからもお(ねが)いしたいです。


ゆうちょ銀行 総合口座への振込み

ATMによるゆうちょ銀行口座間の振込み手数料は無料です。
窓口で郵貯口座からの振り込みは手数料140円が必要です。
領収書の発行は出来ません。

 記号14360 番号68422691 

 名義 : ラリグランスクラブ 
  
  口座の種類 :普通口座

ゆうちょ銀行 振込用紙を使っての振り込み

メッセージを書くことが出来ます。
住所氏名をお書きください。領収書を発送いたします。

申し訳ございませんが振込み手数料が必要です。

(窓口での振り込み手数料:3万円未満120円・3万円以上330円)
(ATMからの振込み手数料:3万円未満80円・3万円以上290円 
  振り替え口座番号 00960-7-244821

  名義 :ラリグランスクラブ

ホームページ制作   ラリグランスクラブ代表 五十嵐園子

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