ラリグランス通信 166号
* * 2021/03/05 * *

日常を取り戻しつつあるパタンのダルバール広場にて   
photo by Moti Ghimire  2021年2月24日  

                   

日本では新コロナウイルス対応の緊急事態宣言の方針が定まらず混乱しています。

ネパールでは収束にむかって国民も楽観視して日常生活が復活しているとのことです。

信じがたいのですが、学校も始まってラリグランスの子どもたちも田舎から戻り意欲満々です。






目  次 ( content )

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2021年 LSG(ラリグランス視覚障害児寮)の展望

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2021年度 日本でのラリグランス活動


 あ と が き





             

       1 2021年LSGの展望

ネパールの教育システィムとラリグランスクラブからのサポート

 *6歳で小学校に入学  6年間

 *小学校の後中学校  2年間

 *中学の後高等学校  2年間

 高校卒業検定試験(SEE)が全ネパールで実施されます。 最難関試験です。 

 SEEに合格すれば就職の道も開けます。ラリグランスクラブではSEE合格までの教育支援活動を目的にしていました。

 これまで生活困難で教育から弾きだされた7人の子どもを導き自立の道に導きサポートを終えました。

 #SEE試験合格の後の教育

 *+2コース  2年間 

 *大学コース  4年間

 視覚障害児においては、自立のためにSEE合格の後さらなる勉強が必要であるため+2のカレッジとその後の4年間の大学までサポートすることに決めました。

 学資支援だけでなく寮を作り衣食住のサポートもしています。視覚障害の子どもたちはそれぞれ優秀な成績を収めて自立のための勉強に励んでいます。

最年少のアスミタの大学4年のサポートを終えるまであと4年間サポート続けます。

                                    

LSG(ラリグランス視覚障害児寮)で学ぶ生徒



写真左から:モティ夫人サンタさん、アニタ、マニシャ、モティさん、ジュワン、アニタの妹、スナ、アスミタ

アニタ ・・・ 大学コース3年終わりました。2021年度あと1年です。

スナ と マニシャ・・・大学コース1年終わりました。あと3年間の支援です。。

アスミタ・・・ +2の教育優秀な成績で終わりました。あと4年間の支援です。

アニタの弟ジュワン(視覚障害児)・・・LSGの寄宿サポートをしてきました。Riber Nepalというネットの会社で働き始めています。4000Rsを払うので寄宿させてほしいとの要望をかなえました。

アニタの妹サリタ(視覚障害児)・・・彼女も視覚障害児でありながらSEEに合格し+2に進学できたのでSLGに寄宿を希望しかなえました。学資はジュワンが妹をサポートします。

みんな成績優秀で国からの賞状も数多く受けています。

           

   アニタのきょうだい(通信120号参照)

写真左からモティさん、ジュワン、アニタ、サリタの3姉弟。

家族で晴眼者は父と一人の妹のみ。

母親も視覚障害。

ジュワンはインターネット専門校を経て働き自立できている。食住のためにLSGにStayを希望。

妹サリタも食住の支援。

サリタもアニタのようにコンピューターの技術を学びたいと思っている。

   彼らの生きるための努力と希望を捨てない姿勢には尊敬の念をもち、サポートできることが嬉しい

         
2021年LSGの寮生の生活

 世界に蔓延する新型コロナ禍の影響を受けラリグランスクラブ運営費の捻出が難しくなっています。

バザーが出来なくなったこと。寄付金が集まらなくなってきたことなどです。

経費削減に知恵を絞っています。

LSGではこれまでの寮母のブスパさんのおかげもあり、視覚障害の子どもたちは自分のことは自分で出来るようになってきました。

それでこの度、寮母さんに退職していただくことにしました。

お別れは残念ですが、視覚障害児にとって将来晴眼者の多い社会で堂々と、自立した生活を送るために学ぶ良い機会なので、仲間と協力しながら頑張っていくことになります。

日常の買い物や簡単な食事は出来るようになっていますが、重い買い物はモティさんが手助けし、こまごましたことはサンタさんが助言をしてくださることになりました。


  
洗濯をするスナ

  
野菜の下ごしらえをサンタさんから教わっているスナ、アスミタ、マニシャ

               
           


     2 2021年度 ラリグランスクラブの活動

経費節減の努力

世界的新型コロナ禍の影響を受けラリグランスクラブの資金集めも難しくなっています。

!運営資金についてはバザーが各会場の閉鎖で出来なくなったことが大きいです。

!バザーが出来ないとラリグランスクラブの知名度が減り寄付金も集まりにくくなります。

★コロナ禍でネパール視察旅行が出来ないので、ネパールでのスタッフ活動費やバザー用品買付が出来ないため経費は少なくなります。

★LSG寮母さんの退職で給料がなくなります。モティさんご夫妻のご尽力に頼ることになりますが。

★ネパール震災で学校に通えなくなったスワニーとカウシラは自宅から学校に通えるようになりサポートを終えます。


              

通信165号以降に寄付を賜った方々

  ★ 匿名希望者  様  1名


    
 変わらぬご支援に心から感謝します。  2022年度の活動に使われます。

     本年2021年度の活動費は2020年度に賜った寄付金で運営出来ます。 本年度に集まった資金は2022年どの活動費となります。

            
            


 その他のラリグランス活動



      ★ 2021年度ネパール活動費の送金

      ★ 商品の個別販売  


   京都ノートルダム女子大学同窓会は、ラリグランス設立当初より支援してくださっています。

   新型コロナ禍のためバザーも出来なくなった関係で、同窓会ホームページにmarian marcheというお店コーナーを作られ、そこにラリグランスクラブのお店を出すことを提案してくださいました。

  それでnepane< https://nepane.thebase.in/ >で本格的に取り組むことになりました。


  とても綺麗な商品案内と申込方法が書かれています。是非覗いてください。


    

     


               3 あ と が き           

                   
ネパールとの交信が滞り心配していましたがうまく繋がりました。

子どもたちの現状が把握できコロナ禍の後(最中?)での子どもたちのサポートの目安が付きました。

来年3月でラリグランスクラブ創立20年になることと代表五十嵐が患ったこともあって終結を考えていたのですが

LSG最年少のアスミタが大学を卒業するまでの後4年間のサポートはつづける決意をしました。

皆様の一層のサポートをお願いする次第です。


      
            

*ラリグランスクラブは寄付金(きふきん)とバザー(など)売上金(うりあげきん)のみで活動(かつどう)しています。

   *LSG(視覚障害児寮)の運営のためには、寮の維持(借家代、光熱費、寮生の食費)と教育の経費がかかります。

   *本年度はバザーを開催できないため収入減となります。

   *皆様方
かいご支援をこれからもどうぞよろしくおいいたします。


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これまでの月に1回無料から4月1日より利用回数に関わらず1回100円となりました。

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 記号14360 番号68422691 

 名義 : ラリグランスクラブ 
  
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  名義 :ラリグランスクラブ

            
 
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名義  ラリグランスクラブ




ホームページ作成   ラリグランスクラブ代表 五十嵐園子

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