ラリグランス通信(つうしん) 71号

** 2010.10.13. 発行 **



ドルガ神   offering by Moti Ghimire
女神ドゥルガは、シバの妻パールバティの化身。誰も歯が立たない魔王マヒシャを10本の腕に持つ武器で退治した。
美しくも戦闘的な女神。この勝利にちなむ秋の大祭がダサイン。
女神のパワフルさにあやかりたい人々で寺院が賑わう。(地球の歩き方―ネパールより)




ネパールでは政情は乱れっぱなし国民生活は混乱に巻き込まれるばかりです。

それでも国民は待ちに待った最大の祭り・ダサインを楽しんでいます。

日本ではようやく秋を迎えいよいよバザーの季節の到来です。

スタッフ一同、準備でおおわらわです。



(もく)  次()

 1
 big festival Dasain
ネパール最大の祭り・ダサイン
reported by Moti Ghimire
 2 
About Scholarship Students
奨学生(しょうがくせい)様子(ようす)
reported by Moti Ghimire
 3 若者(わかもの)活躍(かつやく)
4 日本(にほん)での活動(かつどう)
5 あ と が き 



1 ネパール最大の祭り ダサイン祭

reported by Moti Ghimire (翻訳 久堀洋子

ネパールの祭り 「ダサイン」

 ダサインは、ネパールのお祭りの中では、一番長くて、皆楽しみにしているお祭りで、ネパールの国中、あらゆる階層の人々がお祝いします。今年のダサインは、10月8日〜22日です。ダサインは、女神ドゥルガを、15日間祝福します。このお祭りは、悪魔を打倒した神の勝利を象徴しています。

 ダサインのために、すべての家庭は、女神ドゥルガが訪れて幸運をもたらすように、きれいにお掃除をして、美しく飾り付けられます。この時期、家族、親族たちは里帰りをします。

人々は、新しい衣服や、プレゼンント、ちょっと贅沢な品物を買いに行くので、お店は、大賑わいになります。会社やお店、団体などは10〜15日間お休みになります。

* ダサインの最初の9日間は「ナワ ラトリ」と呼ばれます。

この9日間、人々は女神ドゥルガに祈りを捧げます。もし、ちゃんと敬意をはらい祈りを捧げたら、やがて幸運が訪れ、もし、怠けて女神を怒らせると不幸が近付く、といわれます。女神は私たちのくらしのみなもとなのです。

* ダサインの初日は「ガタタパナ」とよばれます。

それは文字通り、祭りの始まりを意味します。その日に、家の中の聖なる部屋(ダサインガー)、カラシュを置きます。カラシュには聖なる水が入れられ、その上を牛糞でおおい、大麦の種をまきます。 一般に、ダサインの祭式が終了するまで、女性はその部屋には入れません。

* 
そのように儀式が7日間続き7日目を「フルパティ」と呼びます。

 8日目は、「マハ アスタミ」と呼ばれます。

人々は山羊、羊、バッファローを、お寺や家で生け贄として屠ります。

* 9日目は「ナワミ」と呼ばれます。

創造主 ビシュワ カルマに祈りを捧げます。

全ての工場、乗り物、機械、日常使うあらゆるものに祈りを捧げ、自動車、飛行機、トラックなどの運行に事故がないようにと、生け贄を捧げます。

 10日目は「ダシャミと呼ばれます。

この日は長老のお宅を訪ねて、長老からティカとジャマラ(聖なる草、カラシュで育てた草)を与えられ、祝福を受けます。一方、若い人たちは我が家にきて、私たちから祝福を受けます。

このやりとりは4日間続きます。
                            

 ダサインのお祭りが終わると、全ての人々は普段の生活に戻ります。女神ドウルガの祝福を受けたら、働く意欲が湧きます。そしてネパールで2番目に大きなお祭り、ティハールを心待ちにします。

 

Great Festival Dasain  reported Moti Ghimire

Dashain is the longest and the most awaited festival of Nepalese, celebrated by people of all caste throughout the country. It falls in the month of October.This Year Dasain festival starts from October 8th  and ends on 22nd October.It is celebrated in the name of goddess ’Durga’ and is fifteen days long. The main celebration symbolizes the victory of gods over evil.

In preparation for Dashain every home is cleansed and beautifully decorated, so that ‘Durga’ may visit and bless the house with good fortune. During this time, all the relatives reunite. The market is filled with shoppers seeking new clothing, gifts and luxuries. All the organizations are closed for 10 to 15 days.

  * The first nine days of Dashain are called Nawa Ratri. During these nine days people pay their homage to the goddess. If she is properly worshiped and pleased good fortunes are on the way and if angered through neglect then misfortunes are around the corner. Mother goddess is the source of life and everything.
* The first day of Dashain is called Ghatasthapana, which literally means pot establishing. On this day the kalash, (holy water vessel) is placed in the prayer room. The kalash is filled with holy water and covered with cowdung on to which seeds are sown. The room where the kalash is established is called 'Dashain Ghar'. Generally women are not allowed to enter the room where Dashain puja is being carried out.

As days passes by regular rituals are observed till the seventh day. The seventh day is called 'Fulpati'.
The eighth day is called the Maha Asthami: People sacrifice goats, sheep and buffaloes in temples and house as well.

The ninth day is called Nawami: . On this very day the god Vishwa Karma, the God of creativity is also worshiped. All factories, vehicles, any machinery instruments and anything from which we make a living are worshiped. We also give sacrifices to all moving machinery like cars, aeroplanes, trucks etc. to get the blessing from goddess Durga for protection for vehicles and their occupants against accidents during the year.

The tenth day is the Dashami: On this day we take tika and jamara (holy grass)from our elders and receive their blessing. We visit our elders in their home and get tika from them while our younger ones come to our home to receive blessing from us. This function continues for four days.

After Dashain everyone settles back to normal. After receiving the blessing of goddess Durga, people are ready to work and wait for the 2nd biggest festival of Nepalese, Tihar.

ダサインについては、通信36号で、スマナさんがコラムでレポートしています。合わせてご覧ください。

                                        

               2 奨 学 生 の 様 子
           
モティ・ギミレ 記 (翻訳五十嵐)  

奨学生達は問題なく勉強を続けています。どこの学校も一学期の期末試験が殆ど終わり、ダサイン祭りを迎えることを首を長くして待っているところです。

先日子ども達に会った時は、クラブからの支援のお陰で、家庭においてもみんなとても幸せな様子にみえました。

本年度からサポートを始めたラジ・クマルは、教育の機会が得られ本当に喜んでいます。彼は学校の寮に8人の視覚障害者たちと住んでいます。

寮でのラジ・クマル君(中央)と8人の仲間

私は2,3日前に寮を訪ねたのですが、寮の運営について沢山の情報を得ることが出来ました。

私達で今年4月に計画したLSG(Laligurans Sahara(世話) Griha(家) )を来年度に開設すればきっと成功すると確信しました。

私たちが関わっている視覚障害者や孤児たちのケアハウスを作れば、彼らのためにとても有効だし本当に良いことと思います。私はそれを考えてエキサイトしました。


マドゥさん マドゥの学校を訪ねたところ彼女は学友と音楽の練習をしていました。


ハルモニュームを弾くマドゥさん

ルパック君 来年のSLC試験に向けて勉強をがんばっています。あと6ヶ月です。ラリグランスで視覚障害者の寮を始められるなら、勉強を続けることを熱望しています。


同じ学校に通うルパック君とマドゥさん

シャルミナさん  彼女はキーボードとギターのトレーニングをしています。電子ギターとキーボードは視覚障害者にとってとても良い技術です。彼女はラリグランスの奨学金を受けて12年生を終了しトレーニングを受けていますが12月に訓練が終われば、再度奨学生として教師になる勉強を続けたいと希望しています。

  

About Scholarship Students

    *   The scholarship students are continuing their studies with enthusiasm. The first term examination has started in almost all schools. Everyone desires to finish their examination and celebrate the most awaited festival of Hindus ‘Dashain’.

       Everyone seemed happy when I met them. they don’t keep thinking about their financial problems at home but appreciate the support of Laligurans club.

              * Raj kumar, who received scholarship from Laligurans club this year, is very glad to get the education he want. Right now he stays with 8 other blinds in a hostel. I had gone there few days back to talk to them. I got some information about hostel management as well.  We could initiate the Laligurans Sahara Girha this year due to various reasons. We hope to put in in practice in the coming year. We got a lot of information from the Hostel Raj kumar is currently staying. If we could open a carehouse for the blinds and orphans, it would be very effective. I am really excited about this. I am quite sure that even this plan will be a success with the help of people who has been supporting laligurans club.

          * When I had gone to Laboratory school, Madhu B.K. was practicing music with her friends. She has been continuing music with her studies.

           *Rupak Aryal is prepating for his SLC (School Leaving Certificate). The exams are in about six months. If Laligurans Blind care is to start,  he wishes to be a help towards it along with pursuing his studies.

             *Sharmila Bhattarai is taking Keyboard and guitar training. The training will be over in December. It’s a great ambition to be good in computer guitar and keyboard despite being blind. She hopes to continue with her studies after the training. She was supported by Laligurans club till her grade 12. Now she is taking training classes in her free time.
                                       reported by Moti Ghomire


3 若 者 の 活 動

     志水滝人君からの便り

通信69号70号で紹介した志水君がネパールでの支援体験を終え元気に帰国しました。
帰国直前に第3報を送ってくれたので彼の了解を得て一部紹介します。

志水君はポカラのセワ・ケンドラhttp://sewa2.pokhra.jp/での活動を目標に渡ネし立派に働きました。

モティさんにはネパールのお父さんという感覚で甘えさせてもらって
ネパールへの入国出国の際のお世話や
セワの休日には休息のためにカトマンズに戻りステイをさせてもらいました。

五十嵐さんお久しぶりです。明日いよいよ帰国します。ネパールから最後のメールです。

 

 雲はその場に留まることなく移りゆくように、ネパールで過ごした二ヵ月半も一瞬の内に流れ去ってしまった。今の自分に残されたモノは故郷に対する郷愁ではなく、ネパールとポカラとセワケンドラに対する切なさだけ。帰国が直前に迫る中、儚さが異常に込み上げてくる。ほぼ休まず通ったセワケンドラに別れを告げ、一人一人の表情が脳裏に浮かぶ中、一つ一つの出来事が徐々に泡となって消えていく。そんな早すぎる時間の流れに恨みすら覚え、皆から貰った寄せ書きや写真にますます愛情を募らせていく。気付けばつい何度も手に取り、皆の面影を思い出しながら見入ってしまい、「必ずもう一度会いに行く」と心の中で誓いを立てるのだった。

 
 セワの先生は「あなたはもうセワケンドラの先生です」と言い、中作君は「皆から信頼されてるね」とさえ言ってくれた。自分自身、その言葉にとても勇気付けられ、すっかり酔ってしまい、無事リベンジを果たせたつもりでいた。しかし今改めて思えば、ネパールが僕に自信と成果を与え、僕を育ててくれたのだった。

 
 帰国を控え、「とても良い経験でした」の一言で終わらせるのはあまりにも中途半端だと思った。たくさんの人から受けた御恩と、ネパールが僕に教えてくれた「生きる力」を冷静に見つめ直した時、今度は僕自身がサポートできるように努力していかなければならない。それは単に日本にいて金銭面だけの援助ではなく、心の通ったサポートをしていかなければならないと思う。

 ネパールとの関係や海外との繋がりを今以上に深め、実家の製麺業の仕事を更に学習し、段階を踏んで自分の出来ることを増やしていきたいと思う。常に将来に希望を持って生きていき、毅然とした日々を歩んでいきたい。本当に後悔のない二ヵ月半を歩めてとても幸せでした。ありがとうございます。何年かかるか分かりませんが、必ずこの御恩をお返しします。

 

4 日 本 で の 活 動


  通信70号以降のご寄付(きふ)  
     
*  匿名希望者(とくめいきぼうしゃ)(さま) 1名
                    

   ネパールグッズのお運び

* 今年もアカナ会(http://sewa2.pokhra.jp/)の安達恵子さんがラリグランスのバザーのための製品をネパールから持ち帰ってくださいました。
       

   AWEP(アジア女性自立プロジェクト)からの受注


* 今年もAWEPさんがネパールのお母さん達が編んだ 帽子・てぶくろなどを注文してくださいました。
   41900円のお買い上げ。
ありがとうございました。

   バザーのお知らせ


*  ノートルダム学園小学校バザー  

   10月24日 保護者のボランティアサークルの皆様がラリグランスクラブの商品を販売してくださいます。

*  京都ノートルダム女子大学 大学祭  
  
   10月30日31日 10時から15時

   学祭でのラリグランスクラブ商品の販売

   どなたでも入場できますので、是非お出かけください。

   京都地下鉄の北山駅(国際会議場駅の二つ手前)から徒歩5分です。

いつも()わらぬご支援(しえん)(こころ)より感謝(かんしゃ)いたします。

         ご
期待(きたい)にそえるように頑張(がんば)ります。

         ありがとうございました。


 5 あ と が き

スカラシップの子ども達、WEPのお母さん達の歩みも順調です。

視覚障害者の学生はSLC試験のあとも支援を求めています。

視覚障害者に対する新たな取り組みを考えています。

    
ラリグランスクラブは寄付金(きふきん)とバザー(など)売上金(うりあげきん)のみで活動(かつどう)しています。皆様方(みなさまがた)(あたた)かいご支援(しえん)をお(ねが)いいたします。


ゆうちょ銀行 総合口座





記号14360 番号68422691 

名義 : ラリグランスクラブ 

領収書の発送が出来ません。
ゆうちょ通帳からは振込み手数料無料です。

振込用紙を使っての振り込み


 

00960-7-244821

名義;ラリグランスクラブ

メッセージを書くことが出来ます。
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当座預金 支店番号099 0244821 

名義:
ラリグランスクラブ


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