ラリグランス通信 157号
* * 2019/12/06* *

 バルタリ・プーナ村    2019/11/22 photo by Moti Ghimire


                   
               



早いものでもう12月。

師走は誰にとっても忙しい時期

少しずつ寒さが増す中で何かとせわしない季節

2019年を振り返り、気持ちを引き締め新年を迎えたいと思います。





目  次 ( content )

1  ネパールでのラリグランス活動 
 2
日本でのラリグランス活動


 あ と が き





  


   
1 ネパールでのラリグランス活動
  
  ラリグランスクラブの子供達


               
  スナとマニシャ(写真中央)

       スナとマニシャそれぞれ成績もよく進路に合わせて勉学中です。

       マニシャのカレッジがLSGから遠いので勉強に支障が出てきたので、マニシャはカレッジに近いところに移ることを考えています。

       カレッジに近いところに親戚の家があるのでLSGを出てそこから通うことも出来るかもしれません。

       二人は双子のように仲良く助け合って来ましたが、それぞれが自立して学び生活する時期になったのかもしれません。
       
       来年度の課題です。

    アニタ  (写真右)

       アニタはカレッジを本年度卒業です。大学に通いながらSukalpaという障害者職業訓練所のレセプションコースで勉強中です。

       アニタは将来コンピューター関係の仕事をしたいため、マスターコースに進学したい希望を持っています。

       ラリグランスクラブで学資の支援継続が出来るかどうか来年度の課題です。

   アスミタ(写真左)

       アスミタはまだカレッジ1年生なので脇目を振らず真剣に勉強中。

  ネパール被災者のカウシラとスワニー(通信128号参照)
      
      二人共成績もよく良く勉強しています。

      震災から4年半。家庭の事情も整ってきたので来年度の支援継続ついて考えるのが課題です。


  来年度のラリグランスクラブバザーのために商品の仕入れ


KSCのグループをネパールに案内したラリグランスクラブ副代表の久堀洋子さんが来年度バザーのために、今年完売だったカシミヤショールとウールスリッパ等を仕入れてきました。

近日中にNEPANEに出品予定。


 KSC(神戸シルバーカレッジ)英語点字訳グループを案内  

6~7年前になりますが、KSCに英語点字訳グループが途上国に英語点字訳本を寄贈されていることを知りました。それでラリグランスクラブが取り組んでいるネパール視覚障害児のためにも2~3冊寄贈していただけないかとお願いしたところ快く承諾くださいました。2013年以来KSC英語点字訳グループから寄贈された英語点字訳本を子どもたちに毎年直接手渡し届けることを続けています。

ラリグランスクラブでは寄贈された点字本がどのように利用され喜ばれたかの報告を必ず点字訳グループにしていたので、グループのネパールへの関心が年ごとに高まり、視覚障害児の喜ぶ様子を実際に見てみたいとネパール訪問を希望されたので、要望に応えてこの度の研修旅行のスケジュールを作成しました。

日本からのアテンダントにラリグランスクラブ役員久堀洋子、現地案内人にネパール支部長モティ・ギミレ、参加者10名、1120日から27日の1週間の研修旅行を計画しました。

      

             

          
         LSG(ラリグランス視覚障害児寮)の前で





寮の子供達はとても明るくて、気持ちのいい子たちで
この子たちの為に点字本を作ってきたと思うと込み上げるものがありました。

贈呈したグループで英字点訳をした「アナと雪の女王」を点字をなぞりながら読んでくれたときには、感動で涙がこみ上げてきました。( Sachiko Yokoi
)




















サプライズとして、寄宿舎でお会いしたマドウさんのライブがアンナプルホテルであることを知り、聴くことができました。

アンナプルナホテルは、これまでラリグランスのスタッフは足を踏み入れたことなかった高級ホテルですが、思いがけなく聴きに行くことが出来、皆さん大感激でした。ワイン1本1万円もする驚愕の値段。共同のお財布からは捻出できず急きょ各自千円臨時出費となりましたがワイン2本を分け合い大満足。

マドウさんはラリグランスの視覚障害児支援第1号者です。(通信29号参照)

小学生だったマドウさん。好きな歌の勉強のサポート
が実りここまで成長したことを目の当たりにし嬉しく感動しました。(Yoko Kubori ))



  

世界遺産に指定も受けている名所にも感動しましたが、ヒマラヤの遠景が素敵なバルバリリゾートで1泊し残念ながらヒマラヤは雲に隠れて見えなかったのですが近隣のプーナ村を訪れ村の様子、ウオーキングをして郊外の様子も体験できました。ヒマラヤは最後の日にナガルコットに行って仰ぎ見ることが出来ました。

        

 この度の訪問目的である寄宿舎での交流会は、KSCにとって有意義でした。

 贈呈本を現に読んでいただいたこと、交流会での歌の披露は、心和むものでした。サプライズとして、寄宿舎でお会いしたマドウさんのライブがアンナプルホテルであることを知り、聴くことができました。

 彼ら彼女たちの思いを告げる「Independent」という言葉に、強い意志を感じました。逆に私たちが教えられることが多々ありました。

 お世話になったMotiさんから、次のメセージをいただき、とても嬉しく思いました。

"Dear Shozo San, it was nice having you all here. We had a great time. Hope to meet you soon. You are always welcome here."

 改めて五十嵐様と久堀様には、KSC英語点字グループを代表して、お礼を申し上げます。 (Shouzou Kojima)

 

       

         2 日本でのラリグランス活動
 ご寄付御礼
  

   KSC(神戸シルバーカレッジ)  ネパール視察グループ様

  
 匿名希望者様 2名 
  


                                
3 あ と が き

  ラリグランクラブでお世話になっているKSCの英語点字訳グループの皆さまを、ネパールに案内することが出来てよかったです。

  今後のラリグランスクラブ発展に繋がれば嬉しいです。

皆様、良い年末と新年をお迎えください。


            

*ラリグランスクラブは寄付金(きふきん)とバザー(など)売上金(うりあげきん)のみで活動(かつどう)しています。

   *特にLSG(視覚障害児寮)の運営のためには、寮の維持(借家代、寮母さん給料、光熱費、寮生の食費)と教育費に年間110万円ほど経費がかかります。

   *2015年6月より、震災被災児童の教育支援も始めましたので、さらに資金が必要です。

   *運営費は年間約140万円です。

   *日本での事務経費はこれまで公益財団法人コープともしびボランティア振興財団からの助成金で賄ってきました。

    2018年度から助成が打ち切られました。そのため2019年度よりバザー売上げ金の一部を日本での事務必要経費に回させていただきます。

   *スタッフ一同バザー活動にはさらになる努力をいたします。

   *皆様方
かいご支援をこれからもどうぞよろしくおいいたします。


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ATMによるゆうちょ銀行口座間の振込み手数料は無料です。
窓口で郵貯口座からの振り込みは手数料140円が必要です。
領収書の発行は出来ません。

 記号14360 番号68422691 

 名義 : ラリグランスクラブ 
  
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  名義 :ラリグランスクラブ

ホームページ作成   ラリグランスクラブ代表 五十嵐園子

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