ラリグランス通信(つうしん) 63号

** 2010.1.9. 発行 **



ドルリケルの丘より)  2010.1.3  photo by Moti Ghimire



新年(しんねん)おめでとうございます!

昨年中(さくねんちゅう)皆様(みなさま)(あたた)かいご支援(しえん)のおかげでいい活動(かつどう)出来(でき)ました。

(こころ)から御礼申(おんれいもう)()げます。

今年(ことし)もスタッフ一同頑張(いちどうがんば)りますので、よろしくお(ねが)(もう)()げます。



(もく)  次()

 1  カトマンズ便(たよ)

(reported by Moti Ghimire)
 2   Scholarship Student's Column 

Today's my life
 私の今日の一日 

( reported by Sharmila Bhattrai
)
 3  W.E.P(識字(しきじ)クラス)のこと

(reported by Moti Ghimire)
モティ・ギミレ 記
日本(にほん)での活動報告(かつどうほうこく)
あ と が き 



1 カトマンズ便り

< モティ・ギミレ記 reported by Moti Ghimire>  

カトマンズはとても寒くなってきました。

最高気温は20〜22度。最低気温は1〜3度です。

バンダ(ストライキ)が始まり治安(ちあん)(みだ)れてきました。

停電(ていでん)は1日8時間あり、日々の生活を(おびや)かせています。

早い時期(じき)に1日12時間の停電になるでしょう。

2 奨学生のコラム

盲目の奨学生、シャルミナ・バッタライについて報告します。(通信50号参照
5人の姉妹のうち2人が盲目で、勉強のために盲目の姉アニタと同じ寮に住んでいます。(通信55号参照)シャルミナはラリグランスクラブの支援でSLC試験のあとも勉強を続けています。彼女は盲目にかかわらずSLC試験を高得点で合格し,現在学校では目の不自由な生徒は彼女だけなのに30人の生徒の中でトップの成績です。自分で思っていた以上の成績をとることが出来て大変うれしく、これもラリグランスクラブのおかげと感謝していました。彼女の日記を紹介します。・・・Moti Ghomire

私 の 一 日 
シャルミナ・バッタライ 記

先ず最初に言えることは、今の私の幸せはラリグランスクラブからの支援による他はないと言うことです。
学資のサポート、私の生活に不可欠のカセットレコーダーがなければ勉強は出来ず、この幸せを手にすることは不可能でした。
そしてこのような支援があれば、私のような不自由な人間も健常者に勝る力を得られることをしりました。
私はこの喜びをラリグランスの方々と分け合いたいと思います。私の1日を書いてみます。

私は朝4時半に起きます。手順の通りに身支度をし学校に向かいます。
学校は私にとってとても遠く、歩いて50分かかります。

6時にやっと着きます。そして6時20分から勉強が始まります。勉強は4時間です。
10時20分に勉強を終え寄宿舎に戻ります。寄宿舎に着くのは11時半です。
それから少し休んで昼食をとります。

ちょっと元気になって寄宿舎では1時からお茶の時間です。
そして5時まで学校の勉強やノートをとったり自分の勉強をします。

その後7時の夕食までラジオやテレビを聴いたり友達とおシャベリしたりして楽しい時間を過ごします。
夕食の後しなくちゃいけないことをやり終えてから勉強をして10時に床に就きます。

これが私の1日です。

           First of all, my success is due to the support of Laligurans Club. It wouldn’t be possible if this club hadn’t provided me financial support and required material like cassette players. Thank you very much for that. I feel that, if people like us get support and inspiration, we are able to excel normal people. I am very happy to share my success with you. here is my life in a day.

I wake up at 4:30 in the morning. I perform my daily routine and get ready for college. I head towards the college at 5:30 a.m. my college is quite far. It takes me around 50 minutes to reach there on foot. I reach the college at 6:00 a.m. I start my studies at 6:20 and go to hostel at 10:20. I am at hostel by 11:30 a.m. I rest for a while and have my lunch. I get refreshed for some time. At 1 p.m. as our hostel’s rule, it is time for tea. I do my college works, take notes and self study till 5 p.m. Then I entertain myself by listening to the radio, watching television and chatting with friends. At 7 p.m. we have our dinner. After some break, I study from 8-9:30. after completing all my tasks, I go to sleep at 10 p.m. this is how my day ends.


3 W.E.P (識字クラス)のこと
< モティ・ギミレ記 reported by Moti Ghimire> 翻訳・五十嵐

タマン村のW.E,P(識字(しきじ)クラス)は、先生のクマリ・タマンさんが結婚(けっこん)したので終わりました。

ダリコットのW.E.Pはスビタ先生がOJT(Observation Job Training)の勉強(べんきょう)と、(よる)はボランティア プログラムの勉強のため、1ヶ月WEPをやすんでいましたが、再開します。

★★★Starting one more Education proguram

通信62号で紹介したクリシュナさんが新しい教育プログラムの提案(ていあん)をしました。

最下位(さいかい)のカーストの婦人たちは過去(かこ)に勉強の機会(きかい)(うば)われ、今勉強をしたいと思っています。
クリシュナさんの村では現在(げんざい)13名の婦人と3名の男性が勉強の準備(じゅんび)(はじ)めたということです。
タマン村のW.E.Pが終わったので、()しくWEPを(はじ)めるいい機会(きかい)と思いました。
ダリットの村から12年生として勉強しているRanjita RampelさんとShyam Mangratiさんが先生として(はたら)くことが出来ます。

バクタプールのツクチャ村はカトマンズのMoti家から30Kmのところにあり、30(けん)のダリットの家族(かぞく)()んでいます。(写真(しゃしん)(みず)を運ぶクリシュナさんのお母さん)

カースト間にはとても大きな差別があります。例えばブラマンのような上のカーストの人々は決して低いカーストの家に行かないし、(さわ)ったものに()をつけません。ダリットの人々は共同井戸(きょうどういど)(ふれ)ることも(ゆる)されていません。(けが)れていると()()けられているのです。(通信31号参照

私はその村に行ってきました。そこでは25歳以上の人たちは(すべ)てが()()きができません。今までに3人の少女だけがSLC試験に合格(ごうかく)しただけです。ダリットの人々(ひとびと)(まず)しさのためにも勉強が出来ませんでした。
私はここに()てみて(かれ)らが勉強することに大変意欲(たいへんいよく)()っていることがはっきり(わか)かりました。
ここでこそ教育(きょういく)のプログラムを(はじ)めるべきだと(つよ)く思いました。







ラリグランス本部からの賛同(さんどう)()ましたので、1月15日からこのプラグラムを始めることに()まりました。

生徒
(せいと)
は17(さい)から50歳の13(めい)婦人(ふじん)と3名の男性(だんせい)です。(写真は生徒たち))

先生は前述(ぜんじゅつ)したRanjitaさんとShyamさんという20歳の若者(わかもの)です。












WEP of Tamang Mura is now closed because the teacher, Man Kumari Tamang is married.  

The teacher of Dadikot WEP, had to attend her OJT (Observation Job Training) Volunteering Program even during night times due to which the WEP was closed for a month. It has started again.
            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Starting  one more Education programme      <reported by Moti Ghimire>

The women from the village of Krishna Maya Mijar (Ruth) have shown interest in studying if given the opportunity. Women from lower caste (dalit) did not get a chance to study in the past and want to do so now. 13 women and 3 men are ready to study now. Since the WEP in Tamang village is closed, I think it is a very good idea to start a new WEP program in Nala village. There is a teacher from the same lower caste community. He\She is studying in grade 12.                           Tukucha village of Bhaktapur is 30 km away from our home(Kathmandu). Around 30 families are lower caste in that village. There is a great discrimination between people of different castes. Higher caste people (Brahmin) do not go to lower caste’s house and eat anything. They consider it impure. The lower caste people are not allowed to fetch water from the well(tap) where higher castes do. I had gone to that village. All the people above 25 years are illiterate. Only 3 girls have passed SLC till now. Lower caste people are not able to study due to their poverty. I came to know that they are very much interested in basic education. And I have decided to start an educational program there.   The people of age 17-50 have shown interest in studying. 3 men also wished to study and they are going to attend the program as well. The Old Educational Program will start from 15th January. Even the young ones who did not get a chance to study previously will attend the program. The teachers are 1 girl and a boy studying in grade 12 from the same village.

 

4 日本での活動報告

 通信62号以降(いこう)のご協力(きょうりょく)


  寄付(きふ)   

            ・ 匿名希望者(とくめいきぼうしゃ)(さま) 2名

            ・ 多田容子 様

            ・ 太田治子 様

         いつも()わらぬご支援(しえん)(こころ)より感謝(かんしゃ)いたします。ご期待(きたい)にそえるように頑張(がんば)ります。ありがとうございました。

  購入(こうにゅう)     

        


  AWEP(アジア 女性(じょせい) 自立(じりつ)プロジェクト)(さま) 

  ノートルダム学院小学校ボランティアサークル 様 
                
  広谷みね 様  ・石原圭子様  ・多中 様  ・藤井 様

  ココさん友達2名様  (旅館ぬしやhttp://www.nushiya.jp/ 様  島袋昌幸 様)


           購入(こうにゅう)協力(きょうりょく)ありがとうございました。

 

 ★★★ ノートルダムクリスマスチャリティバザー 

   ・・・ノートルダム学院小学校 ノートルダム女学院中学高校 京都ノートルダム女子大学の3校合同クリスマスキャロルにて・・・  
    

   

女子大学ユニソン会館でキリストの生誕を祝い恒例のクリスマス会が荘厳に行われました。()

ロビーでは(おも)にノートルダムのネパールミッションへのチャリティバザーの(みせ)(なら)び、一角(いっかく)にラリグランスクラブのコーナーをいただきました。

不況(ふきょう)のためなのか来場者(らいじょうしゃ)のお財布(さいふ)(ひも)(かた)くどのブースも()()げは(かんば)しくなかったのですが、(さむ)い一日でしたので、()物製品(ものせいひん)のお()(もと)めがありよかったです。

5万円以上(まんえんいじょう)()り上げがあり感謝(かんしゃ)しました。


5 あ と が き


(あた)しいE.P(Educatin Proguram)の始動(しどう)です。

ネパールでの教育支援活動(きょういくしえんかつどう)も、意義(いぎ)あるものに(そだ)ってきました。

今年(ことし)はチャレンジの(とし)飛翔(ひしょう)(とし)となるでしょう。



所々漢字(ところどころかんじ)にルビをうちました。

漢字(かんじ)がわからない(かた)のために()けました。

面倒(めんどう)作業(さぎょう)ですが評判(ひょうばん)がよければ()やします。

    
ラリグランスクラブは寄付金(きふきん)とバザー(など)売上金(うりあげきん)のみで活動(かつどう)しています。皆様方(みなさまがた)(あたた)かいご支援(しえん)をお(ねが)いいたします。


ゆうちょ銀行 総合口座





記号14360 番号68422691 

名義 : ラリグランスクラブ 

領収書の発送が出来ません。
ゆうちょ通帳からは振込み手数料無料です。

振込用紙を使っての振り込み


 

00960-7-244821

名義;ラリグランスクラブ

メッセージを書くことが出来ます。
領収書の発送が出来ます。

ゆうちょ通帳からの振込みは手数料無料です。

ATM又は他銀行から現金又はカードでの
郵貯銀行口座への振り込み




当座預金 支店番号099 0244821 

名義:
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