** 2008.12.25.. 発行 **
聖家族 六甲カトリック教会にて 2008.12.24.撮影sonoko
50号目次
1 | ラリグランスクラブ奨学生のプロフィール |
2 | 皆様からのご支援 (49号以降) |
3 | あ と が き |
*スカラシップ プロジェクトを立ててから来春で3年になります。
*一人一人私達との出会いがあって選ばれた人々です。
*2008年9月のスビタさんで9人になりました。*あらためて9人の奨学生を、紹介いたします。
*全員が教育に恵まれない下層の人々です。
*みんな私達との出会いを喜び感謝し勉強にはげんでいます。
*コトンジュ村の奨学生
シリスティ・ドゥラル ( 詳しくは通信22号参照 )
2006年4月から。最初に選ばれた奨学生です。
現在、9歳・3年生
生まれつき体が弱く3歳の時心臓の手術をしました。他に3人の兄弟がいましたが全て夭折しました。父は靴職人。店が村から遠く毎日帰ってくることはないので、身体を労わりながら母娘でつましく生活しています。
学校では差別を受けることが多いらしいのですが、めげずに頑張る健気な少女です。
アヌプ・タパ ( 詳しくは通信24号参照 )
2006年7月から。
現在、8歳・1年生
アシャの弟。
父は6年前に別の人と結婚し家を出て行ったきりで、母は3年前にアラブに行ったきり音信不通である。
70歳になる祖母と姉の3人家族。
祖母は体の自由がきかず、姉が一家の切り盛りをしている。
心の内には何かを秘めているようでおとなしい。
アシャ・タパ ( 詳しくは通信24号参照 )
2006年7月から。
現在、12歳・5年生
アヌプの姉。
音信不通の両親の代わりに、祖母を支え弟を守り、一家の切り盛りを彼女がしている。
家事が忙しく勉強に集中できる環境ではないけれど、成績は優秀。
家計は5年前に亡くなった祖父が軍の仕事をしていたので、祖母が受け取る月2000ルピーのみで生活している。
祖母がなくなると給付金がなくなるので、アシャがSLC試験に合格するまで少なくともあと5年は生きていて欲しい。
ビシャル・タマン ( 詳しくは通信24号参照 )
2006年7月から。
現在、9歳・2年生
父はマレーシアに出稼ぎに行ったきり帰らず、両親は離婚。
母は15歳の時、男のことは何も分からず結婚し、ビシャルを生んで離婚する。離婚するともらえる土地ももらえずまったく生活の糧はなくなる。
隣に住む父の妹が、夫がマオイストに殺されたために、国から月2500ルピーを支給されているので、叔母から助けてもらっている。
母も仕事をもつために住居と学校が変わったので、落ちつて勉強が出来ない状態だがめげずに勉強に頑張ってほしい。
ラビン・カルマチャラ (詳しくは通信42号参照 )
2008年5月から。
現在、10歳 2年生
44歳になる父はトラクターを運転中、電柱にぶつかり腰と足を骨折。
そのため仕事は出来ず、手術のためのローンを抱え、43歳になる母親が朝早くから力仕事に出かけて一家を支えている。
ラビンが学校を続けるには経済的に難しくなって困っていたので、奨学生に選ばれ本当に喜んでいる。
来年の視察で初対面を楽しみにしている。
*バグマティ河畔に住む奨学生
アニタ・ビシァカルマ (詳しくは 通信42号参照 )
2008年5月から。
現在、12歳。 5年生。
学校へ来なくなった男子生のことを、近くの学校の校長先生から聞いて、モテイさんが家を探し出した。妹のアニタがいることが分かり奨学生として選んだ。
父親は病気で働けず、母が一家を支えているが、学費が払えなくなってこまっていていたので、両親も校長先生も大変喜ばれた。
来年の視察で初対面を楽しみにしている。
*目に障害を持つスカラシップの生徒達
マドゥ・ビシャカルマ (詳しくは通信29号参照)
2007年2月から。
現在、12歳。7年生。
モティさんの近所を散歩していた時に会う。
生まれつき全盲。
歌に才能があることが分かり、クラブで音楽教育を受けさせることを決める。
ルパック・アリャル ( 詳しくは通信32号参照 )
2007年6月から。
現在、12歳。8年生。
左眼は盲目。右目は少し視力あり。
少し視力があるので、メガネや双眼鏡をクラブで買って試行中。
兄弟6人の内健常者は2人だけで他はみな障害者で大変な境遇だけれど、皆明るくて健全。
シャルミナ・バットライ ( 詳しくは通信45号参照 )
マドゥさんと同じ学校で学ぶ。全盲。
マドゥさんを訪ねた時、シャルミナさんが私たちの所に来て、音楽を勉強したいので支援をお願いしたいと、熱心に申し込まれる。
目が不自由な中、S.L.Cに合格することができ。、同じく全盲の姉からも話を聞き、音楽の専門学校で勉強が続けられるようにラリグランスクラブで学資を提供し支援することに決めました。
クリシュナ・マヤ ( 詳しくは通信29号 参照)
クリシュナさんは、ダリットでありながら、村で初めてSLC試験に合格した女性だった。
将来は村の保健師になるのが夢で、C.M.A(Community Medical Association)の資格試験のための学校に通いたかったが学資が捻出できず、困っていたので、ラリグランスクラブでサポートを始めた。
卒業は出来たがC.M.Aのためには、研修部門の最終試験に不合格で、再挑戦のために、働きながら頑張っているところです。
スビタ・タパ (通信46号 参照 )
スビタさんは、S.L.C.試験を合格したが、学資の問題があり、その後進学できなかった。
優秀な学力があることを校長先生から伺い、ダディコット村で始めたW.E.P.の先生として、働く場を見つけてあげました。
将来、村人の健康に携わる仕事をしたいと望んでいたので、C.M.A(Community Medical Association).のための専門学校受験を薦め、見事に受験し合格したので、ラリグランスクラブが、学資のサポートをすることに決めました。
ラリグランスクラブでは会費を集めていませんので、
活動費は皆様方からの寄付金と、バザーでの収益のみで運営しています。
年毎にクラブの趣旨を理解し協力してくださる方が増え、継続した活動が出来るように発展しました。
特に奨学金プロジェクトは、継続を要する活動です。
皆様方のご協力を、ネパールの子供たちに代わって御礼申し上げます。
* 購入・販売の御協力
八王子手芸の会・クロッカスの会(代表 天野美津子)様
聖光学院アガペ会(小森綾子様)
小林聖心女学院・KOKORO(大和幸子様)
ノートルダム学院小学校ボランティアサークル
広谷美寧子様
稲富千佳子様
石原圭子様
* 寄付金ご提供
多田陽子様
太田治子様
匿名希望者様 1名
50号では、ラリグランスクラブで支援している奨学生を、紹介しました。
みんな、素敵な笑顔でしょう?
皆様からのご厚志を、全員が笑顔で示してくれました。
皆様、良いお年をお迎えください!
ホームページ作成 | 五十嵐園子 |
ホームページアドレス | http://laligurans.com/ |
郵便振込口座 名義:ラリグランスクラブ |
00960-7-244821 |