ラリグランス通信(つうしん) 83号

** 2011.12.26. 発行 **

                   LSG(視覚障害者宿舎)前の公園      2011.4 photo by Sonoko



ネパールは乾季に入り、またまた停電の季節を迎えました。

今、6時間の停電が始まったそうです。

ネパール国内の政情では、中国からの干渉が増え、それを危惧するグループが出てきているとか、、。

日本では3月の東日本大震災・津波に加え、放射能拡散の脅威が拡大し

解決のめどもたたぬまま2011年が終わろうとしています。


ふんばって、気合を入れて、2012年を迎えます。

みなさま方も、良いお正月を元気にお迎えください。


(もく)   ()

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LSG(視覚障害者宿舎)建築状況(けんちくじょうきょう)
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日 本 で の 活 動 
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あ  と  が  き 

 


1 SLG建築状況

LSG(視覚障害者のための寄宿舎)は完成しました!(通信82号参照)

同時に家賃の支払い、調度品の設備設定も始まりました。

ベッドなどの調度品もさることながら、入居者の選定、管理者の決定を慎重にしなければなりません。

モティさんが頑張っています。

クラブでサポートしていた視覚障害者のルパック君は、今春成績優秀でSLC試験をパスしました。(通信79号参照)。彼は今、進路について悩んでいます。


10年生までの学校には視覚障害者のための特別クラスが設置されている学校が少しあり、クラブでは、そのような学校で障害者の子どもを数名勉強をさせ、学資と寄宿舎費用をサポートしています。


ラリグランスクラブの奨学制度プロジェクトでは、原則的にSLC試験合格までサポートすることに決めていますが、視覚障害者にとっては、まだまだ自立する力がありません。それで視覚障害者に関しては、特別に10年生のあとの学資も支援を続けています。(通信72号参照))


SLC試験をパスし、引き続き自分の取り組みたい勉強を続けるための専門学校はカトマンズでも数少なく、よしんばその学校を見つけても、視覚障害者のためのクラスはなく健常者と一緒に授業を受けます。学校の近くに下宿も捜さなければなりません。学資と下宿代負担は高く、又視覚障害者を受け容れてくれる下宿屋はなかなかありません。


視覚障害者にとってそのような過酷な状況があるので私たちは、視覚障害者専用の寄宿舎を作ったのですが、宿舎から通える範囲に視覚障害者を受け容れる専門学校がなかなかないのです。
健常者であればバスを乗り継いで遠方の学校に通えても障害者にとってはとても難しいことになります。


そのような事情で入居者をまだ決められず、今回の通信には、宿舎開始のニュースを発信できませんでした。


次回の通信を期待して待っていてください。

写真は、視覚障害者特別クラスのあるラボラトリー校の校庭で。左から進学校に迷うルパック君・ルパック君の姉(ルパック君は6人兄弟ですがそのうち4人が障害者です。ここにいる姉は2人の健常者のうちの1人です通信32号を参照)・来年SLC受験のマドウちゃん)

2 日 本 で の 活 動


     東日本被災地へ帽子の寄付の御礼 

福島の東日本震災支援グループ「ふくふく」さんから、帽子の御礼のお手紙をいただきました。

ネパールの婦人たちが編んだ帽子で寒さをやわらげてくださっている方々のことを思うと心が温まりました。
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ふくふくプロジェクト・情報センター 齋藤泰之
(ふくしまNPO・市民活動団体連携復興プロジェクト会議)
ふくふくプロジェクトHP http://fukufuku-project.net/
ふくふくプロジェクトブログ http://pub.ne.jp/fukufukupro/
**************

    寄 付 金 ありがとうございました。
   
                  ★★★   小森忠良 様

                 ★★★  森山雅代 様


                  ★★★   多田陽子 様

                  ★★★   匿名希望者 様  1名


    ネパールグッズ販売ご協力 に 感謝

                 ★★★   二宮陽子 様 



皆様方の暖かいご支援に心より感謝いたします。

スタッフ一同 ご期待にそえるように一層の努力をし頑張ります。

これからもよろしくお願い申し上げます。


      コープともしびボランティア振興財団

ラリグランスクラブは「コープともしびボランティア財団」から助成金を6回拝受しています。

来年度も引き続き助成をいただけるように申請書の書き方、2011年度の活動報告の書き方の説明会に出席しました。

「コープともしびボランティア財団」は、1995年1月の阪神淡路大震災の際自発的に発生した多くのボランティアグループの働きが継続していけるよう、コープの組合員をサポートするために、コープ神戸が立ち上げた財団です。

2005年には、対象を神戸に限らず外国にまで広げられたことを知ったので、申請したところ受理され今日に至っています。

財団は兵庫県に住む組合員のボランティア活動のための助成なので、助成金をネパールでの活動のためには使いません。つまり、ラリグランスクラブの神戸事務所での経費がともしび助成金で賄われ、皆様からの寄付金やバザーの売り上げはそっくりネパールの支援活動に使うことが出来るということです。

今日の説明会に参加されたグループで、KSC英語点字グループを知りました。途上国の視覚障害者のために英語の点字本を作り寄贈しておられるというのでお話を伺いました。英語点字本を分けていただけないかとお訊ねしましたら、前向きに検討することを約束してくださいました。
ネパールに英語点字本を持っていけるのも夢ではないと、期待しています。

3 あ と が き

クリスマスもすぎ波乱に満ちた2011年も終わろうとしています。

ネパールからの報告が届かないので情報が少ないのですが通信83号を発行しました。

今回は写真も少なくて少なくてすみません。

2012年はラリグランスクラブにとって大きな転機をむかえることになろうかと思います。

日本にとっても明るい展望が開かれるよう祈っています。

皆様、楽しいお正月を過ごされますように!





ラリグランスクラブは寄付金(きふきん)とバザー(など)売上金(うりあげきん)のみで活動(かつどう)しています。皆様方(みなさまがた)(あたた)かいご支援(しえん)をお(ねが)いいたします。


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